2月7日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

2月7日 柳井正 今日は?

2月7日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

ベーシックインカムの起源トマス・モアの『ユートピア』

近年、ベーシックインカム(最低保障所得)を導入しようと考えている国が増えています。インドで2020年度までに導入する見込みがあるという記事を読みました。

 

ベーシックインカムとは何?

人口知能(AI)の急速な発達により、あと20年くらいで2人に1人の職は、人口知能によって奪われるという予測データから、Facebookのザッカーバーグ氏をはじめリーダーと言われる人たちが無条件に(1ヶ月○円)の生活費を配布する「ベーシックインカム」を導入すべきと声を上げ、世界中で話題になっています。

お金をばらまいてしまったら、働かなくなるのでは?アルコール、ギャンブル、麻薬依存を増長させるだけでは?という意見も多くありますが、実験的に取り入れたフィンランドでは、新しい事業にチャレンジするケースもあったそうです。

ベーシックインカムについて話すと長くなるのでちょっと割愛しますが、発案されたもとをたどると、どうもトマス・モアの『ユートピア』もヒントになっています。

 

クリスフォード・ヒュー・ダグラス

今から500年前に書かれた書物のアイデアをそのまま借用したというわけではなく、具体案として参考にされているのは、クリスフォード・ヒュー・ダグラス(1879年~1952年)というイギリスのエンジニアが提唱した『社会信用論』です。

ダグラスはケンブリッジ大学で数学を専攻し、優秀なエンジニアとしてインドや南米で活躍、第一次世界大戦の際は国の航空機工場の補佐を務め、その経験から生産資本の矛盾に気づき論文を発表、それがのちに社会信用論へと繫がりました。

 

話は変わりますが、同じく「ユートピア」からの連想で、所得ではなく、暮らしからみた働き方や生き方に焦点を当てた話です。

 

ユートピアは自分のなかにある!?

「ユートピア」はトマス・モアが考えた造語で、意味は「どこにもない架空の国家」です。今現在、一般的にユートピアが意味するのは、理想とする(存在するかもしれない)町や国を指すことが多いです。

「町」という言葉からイメージするのは、駅がある、職場に通いやすい、スーパーがある、学校や病院、郵便局があるなど、暮らすのに必要なものがあり便利なことをイメージすると思います。

この便利という言葉とは全く異なる生活をしている人たちがいます。

 

自給自足のアーミッシュ

アメリカのペンシルベニア州やカナダのオンタリオ州に、「アーミッシュ」と呼ばれる民族がいます。1700年代にドイツからアメリカに移住したキリスト教の一派です。ペンシルベニアは、地図上で見るとワシントンDCやニューヨークの近くです。

利便性を追求するアメリカで、電気をほぼ使わないため電化製品を持たない、電車やバスがないために交通手段は馬車、町で暮らしている人が着ている洋服は時代劇に登場するような感じです。

どうやって収入を得るのか?自給自足で、農作物や工芸品を販売して得たお金を使い、必要なものは自分たちで作る、一般的な娯楽施設はなくお金を使うことがほぼない、開拓者のような生活をイメージするといいかもしれません。

アーミッシュの人々は、20歳前後に洗礼を受け、その町で生きるかどうかを選択する機会が与えられます。80%以上は集落内で暮らすことを選択し、外の生活に憧れを抱いて出た人の多くが数年以内に戻ってくることも多いようです。

日本では過疎化問題、未婚率が高く少子高齢化が問題ですが、アーミッシュの人口は増えています。合計特殊出生率が高い=兄弟姉妹が多いため子育てがしやすい、親戚が多いため困っても周りに助けてくれる人がいるなど、コミュニティが充実しているようです。

 

 

町のなかには、厳しい規律があります。

喧嘩禁止(そもそも怒りの感情を抱いてはいけないので喧嘩にはならない)
読書、音楽を聴くことは禁止(但し聖書・讃美歌は可)
派手な服は着ない、化粧NG
アゴヒゲを生やすのはOK 口ヒゲを生やしてはいけない
高等教育を受けてはいけない

などです。他にもありますが…驚きますよね?

 

電気をほぼ使わないのであれば、パソコンやスマホはないのかなというイメージですが、本当はジャンジャン使っていて、読書や音楽、映画などを個人的に楽しんでいるのかもしれませんが、その生活は謎に包まれています。

禁止されているものを解放したらどうなるのか?そういうことが気になってしまう性質ですが…想像に留めておきます。

 

楽しいことを当たり前のように奪っていることが怖いです。そこで暮らす人の喜びや楽しみは何だろう?と単純に考えて、「生きていることが幸せ」「家族がいる有難さや幸せ」以外にはなさそう…それが不幸なのか?と言ったら、暮らしている人が幸せならば幸せなんだろうなぁ…と思います。

選択肢がないことは不幸なことで、選択肢が多い我々の方が幸せとも言えないです。幸せを感じるのは?どうやら選択肢、物質や所得の豊かさでははかれない、比べることも出来ない、最終的には個人の自己判断です。

 

外国で暮らしてみたい、都心に住みたい、大きな家に住みたい、ユートピア(理想郷)を追い求める現代人にとって、それは物質的な利便性でも場所でもなく、どこにいてもその場所にいて幸せを感じられれば、ユートピアは今いる場所ですという、「青い鳥」的な話なのかもしれません。

 

トマス・モアはどんな人?

1478年2月7日~1535年7月6日 職業:法律家・思想家・人文主義者
出身:イングランド

法律家の家に生まれ、自身も弁護士資格を取得し、国の法官を務めていました。その合間に『ユートピア』を執筆し、作家活動も行っていました。王様(ヘンリー8世)からの信頼は厚く、爵位を授けられ、51歳のときには官僚で最高位の大法官に就任しました。

最後は、王様と反対の意見をしたことを理由に反逆罪で処刑されました。しかし、この出来事はイギリス史上最も暗黒な犯罪とされ、没後400年経った1935年、トマス・モアはカトリック教会と聖公会で聖人に認定されました。弁護士の守護聖人でもあります。

 

きっかけ:

理想の生活はどんな生活ですか?